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【本紹介】『ほんとの野菜は緑が薄い』

ほんとの野菜は緑が薄い (日経プレミアシリーズ)

毎週金曜日は、本紹介の日です。

取引先の方に勧められて河名 秀郎 著 日本経済新聞出版社 出版の『ほんとの野菜は緑が薄い』を読みました。

土中の毒が抜ければ土は進化し、肥料も農薬も不要な「自然栽培」ができるのだそうです。

種は買うのが当たり前の現代農業と自家採種を比較し、自家採種の意義と醍醐味を訴えていました。

野菜の瓶詰め実験では、発酵する野菜と異臭を放ちながら腐敗していく野菜の写真とが紹介されていて、大変興味深く読みました。

一方で、著者の主張には科学的根拠が明示されていない箇所があり、指摘を受けているようです。
http://d.hatena.ne.jp/ohira-y/20101007/1286404575

私は、著者の提言する自然農法のメリット・重要性については経験者しか語れぬであろう迫力があり、わくわくしながら読みました。

土から毒を抜くのと同様に、薬剤を多用してきた人が体から薬を抜く時の苦しみの話が心に響きました。

著者の主張を科学的に裏付ける研究をする人が出てくることを望みます。

実際に野菜を購入した人の感想がアマゾンのレビューに出ていましたが、値段が3倍ではあるものの美味しかったそうです。

安全な野菜を追求すると、もの凄い手間とコストがかかるということがよくわかりました。

ところで、有機野菜にも使用可能な農薬があるという記載があり、調べてみたところ、農水省に次のようなPDFファイルがありました。
http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/yuuki_kikaku_a.pdf

日本では、有機農法であっても執筆時時点で以下のものが使用できるそうです。

農薬 基準
▼除虫菊乳剤及びピレトリン乳剤 除虫菊から抽出したものであって、共力剤としてピペロニルブトキサイドを含まないものに限ること。
▼なたね油乳剤
▼マシン油エアゾル
▼マシン油乳剤
▼大豆レシチン・マシン油乳剤
▼デンプン水和剤
▼脂肪酸グリセリド乳剤 
▼メタアルデヒド粒剤 捕虫器に使用する場合に限ること。
▼硫黄くん煙剤
▼硫黄粉剤
▼硫黄・銅水和剤
▼水和硫黄剤
▼硫黄・大豆レシチン水和剤
▼石灰硫黄合剤
▼シイタケ菌糸体抽出物液剤
▼炭酸水素ナトリウム水溶剤及び重曹炭酸水素ナトリウム・銅水和剤
▼銅水和剤
▼銅粉剤
▼硫酸銅 ボルドー剤調製用に使用する場合に限ること。
▼生石灰 ボルドー剤調製用に使用する場合に限ること。
▼天敵等生物農薬
▼性フェロモン剤 農作物を害する昆虫のフェロモン作用を有する物質を有効成分とするものに限ること。
▼クロレラ抽出物液剤
▼混合生薬抽出物液剤
▼ワックス水和剤展着剤 カゼイン又はパラフィンを有効成分とするものに限ること。
▼二酸化炭素くん蒸剤 保管施設で使用する場合に限ること。
▼ケイソウ土粉剤 保管施設で使用する場合に限ること。

——

本来は現地に赴いて学ばねばわからないこととは思いますが、まずは関連図書から農業について学んでいきたいと思います。


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