- 2012/01/27 09:12
- 本紹介
毎週金曜日はおすすめ本紹介の日です。
本日は、『料理に究極なし』 (辻静雄 著、文藝春秋 出版)」を紹介します。
仕事柄、食の知識を増やし料理人と深い話ができるように知識を身につけたいと思っていたところ、アマゾンでこの本を見つけました。
本書は辻調理専門学校グループの校長であった辻静雄氏のエッセイ集です。
料理人は自分の作った料理が「究極の味」と思ったらそこでおしまい。常に上の味をめざすものという厳しい話から始まります。なるほどと唸る内容です。
お世話になっているシェフにこの話をすると、「本当にそうですよね」と深く頷いていました。
やはり美味しいもの、感動するものを作るシェフというのはこんな謙虚な心構えがあるからなのかなと、少し料理人の心に触れることができて嬉しく思いました。
▼美味づくりの旅
▼食卓・西と東
▼ヨーロッパ料理とその変遷
という3章から構成されますが、話は多岐にわたっています。
例えば、海で釣り上げた値段のないヒラメは魚屋で買うと一匹3万円。こんな食材をどうやって客に提供して利益をだすか。安く提供するにはどうすればいいか。
西洋料理は、何故オードブルから始まり魚、肉の順で食べるようになったのか。
どのような人と人、国と国、歴史が関わりあって、このような食べ方になったのかなど。
辻静雄氏が長い間かけて培った知識が凝縮されており、食の歴史、飲食業界の厳しさ、食の面白さなどさまざまなことについて触れることができます。
流し読みするというよりも、じっくりと何度も読みたい本です。
現在絶版ですが、執筆時点でアマゾンにて1円から購入できます。
食にまつわるいろいろな小話を知りたい方におすすめの本です。
——
料理の奥深さ、料理人という道の厳しさを知り、とても勉強になりました。
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